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法律の専門用語について

法律上の悪意の意味について

法律の条文を読んでいると、頻繁に悪意という表現が使われていることに気づきます。一般用語としてこの語がつかわれる時は、わざととか悪だくみをしてという意味で使われていますが、法文で使われる場合はそのような意味で用いられているわけではありません。知っていたという意味で使われています。つまり、善悪は基準になっておらず、知・不知ということが基準になります。そのため、法律の条文上で悪意の反対の意味で善意という言葉が使われることがありますが、この場合は知らなかったことを表しています。このように、一般用語とは異なる用語が使われることは結構多いので、テクニカルタームとして初めのうちに覚えておく必要があります。

法の悪意とは知っていたこと

善意と悪意と聞くと、よい人や悪い人と言う意味に誤解されやすいですが、法律上は全く違います。法的には、ある事実についてそのことを「知らない」とか「知っている」というだけてのことです。特に、知らない人を「善意」、知っていた人のことを「悪意」といいます。特に、民法によく出てきますが、知っていた場合は、知っていたのだからその分、不利になったり、救済されにくくなります。しかし、道徳的な善悪とは一切関係ありません。例えば、民法96条1項では、AさんがBさんに騙されて、Cさんに土地を売ってしまった場合、Cさんが知らなかった場合はAさんは何も知らないCさんから取り返すことはできませんが、Cさんがこれらの事情を知っていた場合、つまり知っていた場合は、法的にAさんはCさんから取り戻すができます。

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